アニメーション制作会社。スタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』BD/DVD/4K UHD発売決定!『メアリと魔女の花』以来、6年ぶりとなる全世界待望の長編アニメーション映画。

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採用情報

アニメーター(動画)の仕事って?

「動画」のお仕事について

Q.アニメーターの「動画」とは、どういった仕事なのでしょうか。

A.動画は原画がメインで演技を作り上げたものに感情や描写などすべての動きを作り上げ、スクリーンに映る最終的な映像の土台となる画を完成させる仕事です。動画枚数の要求もしていくことになり、作り上げていくためにとても時間がかかります。

Q.どういう人材がこの仕事に向いていると思いますか。

A.最終的にスクリーンに映る画を決める責任を持っているポジションでもあるので、それぞれ個人の資質が問われる部分がとても多いのが特徴でもあります。完成させるという意味で言えば、動かすことが好きな人やコツコツとやることが出来る人が向いているかと思います。動画は原画がポイントごとに描いた画に対して、その中の流れをどう仕上げていくかを考え、表現としてアウトプットできるかがとても重要なので、様々なことに興味を持ち、観察する癖がある人や、自分の経験や感情、感覚などの素材をもとに、動きをイメージして画に描き入れることができる人が動画としてとても適正があると思います。

Q.動画の仕事で心掛けていることを教えてください。

A.「これでいいか」でやらないこと、「これぐらいにしておこう」をやめることですね。
アニメーション制作全体の課題として動画の教育者がそもそも少なく、純粋に画に向き合う時間がないなど様々な課題を抱えています。その前後のカットでどういう演技をしているかが読めず、自分の気持ちがそのカットで完結してしまうことが欠点でもあります。
1カットに対しての気持ちを入れられるように、絵コンテを一緒に紐解いていきながら、演技を理解してもらうための時間を可能な限り作るようにしています。
また、求められるもの、求めていくことを明確にするためにディスカッションをする時間を設けるなど、チームとして、個人として、その人を見ることをとても大事にしています。

Q.これからアニメ―ターを志す方に向けてメッセージをお願いします。

A.目標を持って取り組むこと、自分の中で何かを追い求め続けることももちろんですが、個人個人が実力だけではなく、人として自分自身の価値をしっかりと見出していくことが大事だと思います。この人にやってほしい、この人に任せたいと思えるような動画になったらそれはあなたの努力が実った時です。動画の部署にいて、ちゃんと光を放つ人になってほしいと思いますし、スタッフの一員として一緒に作り上げているんだという実感や楽しみを感じさせるような空気感を作っていけたらなと思っています。

スタジオポノック 動画検査 大谷久美子
フリーのアニメーターとしてキャリアをスタートし、以降、OVA作品や劇場用アニメーション映画等、数多くのアニメーション作品において動画、動画検査として活躍。主な参加作品に『となりのトトロ』(88年)、『魔女の宅急便』(89年)、『ユンカース・カム・ヒア』(95年)、『イヴの時間 劇場版』(09年)、『サカサマのパテマ』(13年)、『メアリと魔女の花』(17年)など。

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