アニメーション制作会社。スタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』BD/DVD/4K UHD発売決定!『メアリと魔女の花』以来、6年ぶりとなる全世界待望の長編アニメーション映画。

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仕上の仕事とは?

「仕上」のお仕事について(仕上:沼畑富美子、髙橋広美)

Q.「仕上」とは、どのような仕事を行いますか。

A.作品の世界観や監督、演出のイメージを踏まえ、キャラクターや物の色を決めたり、作画された絵に色を塗っていく仕事です。
[色彩設計][色指定検査][ペイント]大まかにこの3つの役割があります。
・色彩設計は監督や演出のイメージを踏まえ、キャラクターなど作品全体の色を決めていきます。
・ペイントはアニメーターが描いた絵に、色指定の指示に従い決まった色を使い色を塗っていきます。
・色指定検査は、ペイントの人が塗るための指示をだしたり、小物やモブなどの色を決めたり、ペイント作業後、塗り間違っていないかなどの検査をします。

Q.仕事のやりがいは何ですか。

A.「色を通していろんな作品に携わることができる」
「携わった作品に自分の名前が載る」
「多くの人たちに作品をみてもらい楽しんでもらう。それが後世まで残っていく」
というようなことがこの仕事の魅力的なところだと思います。そこにやりがいを感じます。
色が付いていない絵に色を付けていき完成したときは達成感があります。
絵に触れることができる最後の部署だというプレシャーもありますが、”自分たちが絵を仕上げる”ということがモチベーションにもなります。

Q.仕事をする上でどのようなことを心掛けていますか。

A.「綺麗に仕上げること」です。
たとえば髪先の太さ、長さ、方向などの細かい点でも、そこを修正した場合としない場合では、作品全体のクオリティーとして違いがでます。
時間内にできる限り綺麗に仕上げていくことを皆が意識をもって取り組んでいます。
また「早く行う」「確実に間違えないように行う」「クオリティーを上げる」ということも常に意識しています。
そのためにも普段からスピードを落とさないよう作業し、ただ色を塗るだけでなく質をどこまで上げられるかを心がけています。

Q.どのような人材がこの仕事に向いていると思いますか。

A.真面目で細かい作業が好きな人、アニメーションが好きな人だと思います。
単調な仕事ではありますが、自分が色を加えることで絵が変わっていく楽しさがあります。
そのため、アニメーションを作ることが好きで興味があるなら、それも苦にはならないと思います。
自分が携わった絵がメディアなどで取り上げられていると、「あの絵は自分が色をつけた!」と歓びを感じますし、「大変だったけどクオリティーを上げることができてよかった」とも思えます。

Q.「仕上」への応募を考えている方へのメッセージをお願いします。

A.仕事をする中で大変なこともありますが、それを乗り越えた先に達成感があります。
私たちはコミュニケーションをとりながら、楽しく仕事をしています。
楽しいことも大変なことも共有しながら作品を作り、その喜びを分かち合える人と働きたいです!